山手線を一周してみた、歩いて。

netty2008-05-03


ひさしぶりに更新。

またこんな時期になってしまった。中学からの腐れ縁の例の男(名字の地名に行ったり2泊3日で八丈島行ったり)との生産性ゼロの旅。今回の条件は28日夜から29日夜まで丸一日でなにかする、というもの。最近ぶったるんだこの体をなんとかするには単純でストイックなあれしかない、自転車なんてもってのほか。とにかく歩く、そういうことにいつの間にかなっていた。といっても前日までは温泉行って、たらふく飲んで、友人の実家にある自転車を取りにいって、ビール飲みながら組み立てるか、ってことで話は落ち着いていたのに、いきなり電話で「酒飲んで歩く」とかいい始めたのが前日。ルートは未決定。当日の昼間、仕事しながらどーしよーって考えてたら、

  • 一日歩くのはかなり退屈
  • 明確なスタートとゴールが必要
  • パラパラと景色がかわっていかないとあっという間に心が折れそう
  • 夜歩くのに店も全くやってないと心細くて泣いちゃう

ってことで、うちから海まで歩いていくかとかそんな話もあったけれど、上記4つを満たしながら、適度な距離、「あの電信柱までいったら止めようといいながら走り続ける」的な適度なチェックポイント感のあるルートでということで「山手線一周」ということになった。webで簡単に調べてみると、まあ同じことを考える人はいる訳で、まあおおむねみなさん辛い感じで丸一日歩かれており、一同(二人だけど)どんより。
とりあえず八丈島行ったときにも行った近くの立ち飲みやでビールを3杯。既に22時半。帰って寝ちゃいたい(それまで働いてたし)のをぐっとこらえて恵比寿駅に。

スタート。

道中については
ulse(http://ld.minken.net/mt-bin/mt-search.cgi?search=%22%3C%21--+uid%3A+11+--%3E%22&Template=person&IncludeBlogs=2
ルートについては
ALPSLAB routehttp://route.alpslab.jp/watch.rb?id=c7ecd6949ce3836a1e552f99ef4bb085

ゴール。

このALPSLAB routeってなかなかの優れものですね、距離も標高も出るし。

ルートはかならず山手線の外側を行くこと、という条件を付けてしまったために、田端>駒込間で電車の操車場があって大回り、代々木>原宿間の明治神宮が閉門していてものすごく大回り。誰も見てないし、頼まれてもいないんだからどうでもいいのに変な意地。でもスタートはガーデンプレイスまで動く歩道

歩いて思ったのが、一駅一駅はそんなに離れていないけど、29駅もあると話は別だ、冗談じゃない、ということ。皆さんもぜひ。

こうして一ヶ月が、夏が、いや1年が終わっていくんです

netty2007-08-25


はっと気づくともう8月も終わり。
いやいや今月も早いな、と思っていたけれど、ってことは夏もあっという間に。
去年の夏は、、なんて振り返ろうもんなら、そこからもう1年。

このクソ暑い夏も終わっちゃうぜ、なんて良くてあと50回ぐらいなもんかと思うと、どーんと焦っちゃうわけなんです。どーん。

先週の土日に岩手の雫石に行く機会があって、静かに確かに正しく暮らす人たちがいて、もちろん静かに確かに正しく生きることは果てしなく大変である事は分かっているつもりだったけど、それをそんな素振りもなしに軽々とこなしてニコりと笑う姿を見て、
東京のいつもの生活に戻ってゴリゴリとアップアップになりながらかろうじて息をしている僕がいて。
そんな甘いもんじゃねえぜ、と笑われるのは分かっちゃいるけど、
しあわせーってなんだっけなんだっけポンズショウユノアルウチサ、ループ。(笑)

もっとがんばらないと。

八丈島3日目のその1(2007.06.11)

netty2007-07-15


最終日。
前日あっという間に眠りに落ちた僕らは5時前に目が覚める。港での水揚げなんてみるのもいいね、ということで後部座席をしっかり取り付けて出発。港をいくつか回ってみるもまったく漁に出ている気配はなく、港の近くのひなびた朝飯を食わしてくれる食堂、なんて甘い夢もあっさりと崩れさり、もう腹ペコ。コンビニなんてものは一切ないこの島、僕らが持ってるのは初日の竹芝桟橋近くで買って到着の朝、食欲がなくて食べなかった「カップヌードル 辛口カリビアンシーフード ビッグ」1個。でも僕らには水もコンロもなんにもなし。そのままかじるか、と思ったんだけど、「温かいペットボトルのお茶入れればいいんじゃね?」と。賢い。早速自販機で念のため2本購入。待つこと3分。できた。うまい。果てしなくうまい。でもよく考えると合計450円ぐらいのカップラーメンにしたら異常に高いコストが。(笑)
最終日の予定は南側のもう一つの山、三原山(噴火したのは三宅島の三原山です)を落とします。ココが穴場。是非早朝に行って欲しい。(僕らが山頂に立ったのが朝6時過ぎ)細い山道をくねくねと上がり、車を降りて出発。最初は普通の車道を行きます。あたりはひゅーと海から流れてくる風がかすかにして、木苺をパクつきながらゆっくりと散歩気分で高度をゆっくり上げていきます。しばらく進むとゆるい尾根に到着。そこから山頂まではホント幻想的というのかこの世の果てというのか。雑草の広場の水平線には空しかなくって山頂にはFMの電波塔が立ってて。
その電波塔近くに漸く登山道らしき山道が登場。それまでは車も通れるぐらいの比較的緩やかなアスファルトの道。その登山道がいきなりコレかと思うぐらい激しく草が。多分ほとんど来る人もいないんだろうその山頂まで5分ぐらい。草を掻き分け到着した景色は!

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というのをやってみる。アマゾンって怖いですよね、がっちりキャッチって体験が数回。みんなエedyやらカードでモノを買うようになってログログログ。グーグルゾンとかホントにそんな世の中になるんだろうか。でもオールアバウトとかもいつの間にか広告エリアに突入したり、blogで口コミ的にモノを紹介することで事業主からお金を得ている人とか。なにが生の情報か、って直接見たり聞いたり食べたり飲んだり、やっぱりそれしかないと最近トタンを塗って強く感じる今日この頃なのです。SEO対策ってなんだよ一体。そういや昔椎名誠のアドバードってあったなー。

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っていうかそもそも読んでくれているのかという問題は根本であるのだけれども。

八丈島2日目のその4(2007.06.10)

netty2007-06-30


僕らの所持品は自転車で移動もありえた(そんな気はほぼほぼなかったけれど)のでシュラフとマットと着替えのみ。天気も抜群!という訳でもなかったので寝床はしっかり屋根のあるところを探さないといけません。旅館いっちゃう?という案も出たのですが、夜は島の居酒屋で飲みたい、なんならその後にひなびたスナックにでもトライしてみたい!(八丈島には親不孝通りっていう博多みたいな場所があるのです、実は)という野望もあって、とりあえず飲み屋が近くにあって、屋根のあるところ、なんなら海沿いの公園みたいなところ、できれば朝日なんか拝めちゃったりしたいかも、とめぼしい所をぐるぐる走り回ること30分。
そんな場所はありませんでした。がーん。
中心地には敷地は広くて庭もデカイんだけれど結構住宅が密集していて、ちょっとした公園は皆無。作戦を変更して、飲み屋主体から寝床主体に、少し離れたところにある漁師さんがやってそうな飲み屋さんをターゲットに。
基本的には島の居酒屋って怪しいんです、それで何故か知らないけど韓国料理屋さんが多い。でもって「観光」ってもんに比較的無頓着だから、断然入りにくい。地元密着!ってのも捨てがたいんだけれど、ポテトフライとかから揚げとか食べたくないしー。そんなこんなで漸く発見。大吉丸http://www.daikichimaru.com/という比較的入りやすい、きれい目な居酒屋さん。
近くにも巨大な運動公園(とはいっても芝生がはってある巨大な広場、という感じ)があって、しっかり駐車場もある。
この辺
ココに泊まることにして、歩いて居酒屋へ。親不孝通りのスナックまではちょっと遠いけれど。
ちなみに親不孝通りはこの辺

メニューは島料理バージョンと普通バージョンに分かれていてまずは島を攻める事にします。ブニョブニョ魚は勘弁被りたいのでカツオやらの刺身と明日葉とくさやのマヨネーズ和えでビール。念願のビール。
くさやって大島あたりは相当なニオイでやられるけど八丈はぜんぜんOKみたいなことをどっかで聞いて、さらに保険をかけてマヨと明日葉和えにしてみたんだけれど、ダメ、ゼッタイ。化学の味が。プラスチックみたいな味が。そして強烈なニオイが。是非みなさんチャレンジを。お刺身も一番うまかったのがホタテと甘海老という酷い結果に。魚は断然日本海です。モツ煮とかはうまかったよ。

動き回って太陽浴びてだった僕ら二人ってばあっという間にグダグダで8時半ぐらいには「もう寝るか」的なモード。スナックなんてもういいやって。早々に切り上げて、車に戻ってミニカでなんとか快適に寝られんもんかと試行錯誤することに。後部座席の座面が後ろにバタっと跳ね上がらないかなと少し力を入れて持ち上げたらバキっという音と共にシートが取れた。取れたじゃなくて外れた。車のスチールの部分がむき出しになった。(でもちゃんと直りましたよ、外せるんですきっと)
外せたことで前の座席はグッとフルフラットに、外した後部座席座面は後部座席の背もたれ部分とフルフラットの部分の間に。言葉で説明するのは大変難しいので、試してみてください。とにかく快適な寝床が確保。コンビニなんて一つも島にはないから、お酒も買えずそのままおとなしくあっという間に眠りに落ちて二日目が終了。

八丈島2日目のその3(2007.06.10)

netty2007-06-24


お昼食べたら島の北側をぐるり。北側の方には集落がない為ほとんど人も車もなし。更なるゴーカート感。時間がない人ならコッチは回らなくってもいいかもしれません。ただ、一周したい願望ってありますよね。ね。あっという間にまた中心部に戻ってきて、14時。八丈富士(北側の山です)アタックを決めます。
八丈富士の中腹にぐるりと回れる周遊路があってこれがまた気持ちがいい。車窓は青と緑だけ。植生は低木の濃い緑が地面を覆い、どことなく阿蘇らへんの景色に似ている気がします。周遊路に唯一ある施設「ふれあい牧場」で牛とふれあい、大量の水分を買い込みアタック。相変わらず登山道入り口はわかりづらく小さな看板。
登りはじめはひたすら階段。5分で全身から汗が吹き出てきます。ひたすら階段。ずーっと階段。次のコーナーを抜ければ階段はないって思いながら、がっかり、を何度か繰り返し結局そのままカルデラの淵までずーっと階段。結局全部階段。45分間ぐらい階段階段。
カルデラの淵を四分の一ほどぐるりと回って行くと頂上があるのですが、そこまで道のりがすばらしい。完全ジブリー。両サイドがかなり切り立っていてかなり怖いのですが、15分ほどで頂上。ちょうどガスってきて眺めは良くなかったんですが、それはそれで幻想的な景色でした。標高は800mほどなんですが、かなり肌寒い。ULSEに投稿して早々に下山。30分ほどであっという間に下山したのですが、階段を延々下るのが足にきます。車にたどり着き、爪先立ちしたら足がプルプルきてました。体力のなさを激痛感。僕、高校生の時山岳部だったんです、関東大会出場もしたんです。本当です。
プルプル足でアクセルを踏み込み、近場の温泉に行くことにします。樫立のふれあいの湯http://www.8jyo.jp/towninfo/travel/onsen/75.html
料金は300円。安い。足をゆっくり揉み解して、さて、何処で寝ようか。(笑)