八丈島2日目のその1(2007.06.10)

netty2007-06-13


午前5時過ぎ、船内に「三宅島につきました、島内の有毒ガスは今のところ平気」というようなアナウンスが流れる。かなりの人があわただしく準備を始めている。ほとんどが釣り客で、それにあわせてデッキに出てみる。軽く雨が降っていて、かなり肌寒い。がっかりしながらまた就寝。
午前8時半、漸く八丈島が見えてくる。どよーんとした曇り空。雨は上がっている。朝食用にインスタントの春雨ヌードルみたいなのを食べて、相方のK氏の方は酒と揺れにやられ食欲がないらしく、カップヌードルはカバンの中に。(これが後々僕らを救うことになるんだけれど)
午後9時、到着。ほんとになーんにも決めてなかったので作戦会議。雲行きがかなり怪しい感じで、翌日は何とか晴れそうとの情報もあったのでとりあえずレンタカーを借りて、次の日はまたそこで考える、ということにした。旅客ターミナル(といってもただの待合所だけど)にあったチラシから「モービルレンタカー」http://www1.ocn.ne.jp/~mobil/ってところで車を借りることに。軽自動車で一日3000円。かなり安い。電話をすると黄色い車で迎えに来てくれます。
僕らのマシンは比較的新しい三菱ミニカ。パワーウインドウだし集中ドアロックだし、軽トラか何かかと思っていたから思いのほかまともでびっくり。こいつでとりあえず島をグルグルすることに。ちなみにこのモービルレンタカーっていうのは、普通のモービルのガソリンスタンドにレンタカー屋がくっついていて、ガソリンは最後にココで給油、っていうのがお決まりのよう。ちなみにリッターいくらか聞いてみると175円。激高。他のスタンドはいくらか知らないけれど、この辺でしっかり利益を取っているのかもしれない。でもまあいいや。

八丈島っていうのはひょうたんみたいな形をしていて、北側に八丈富士といわれる本当に富士山みたいな山と、南側に三原山っていうまずまずの高さの山があって、そのひょうたんのくぼみの所に役場やら飛行場やら僕らの船の着いた底土港もある中心地がはりついている、という構成。まずはお風呂!温泉!ってことで南側の温泉が密集している三原山のある側をぐるっとしてみることに。温泉の中でもココには絶対行きたい!と思っていた「裏見ヶ滝温泉」http://www.8jyo.jp/towninfo/travel/onsen/79.htmlを目指して出発。向う途中「大坂トンネル」という多分八丈島唯一のトンネルがあるんだけど、そこから眺める島の景色はかなりすばらしい。なんといっても森が深い。木自体の密集さ加減っていうのもあると思うんだけれど、細かい枝にすごい葉の量だから地被類のように山を覆う感じというか。
その頃には雲も太平洋の彼方にぶっ飛んで、ジリジリと照りつける太陽と、窓からびゅんびゅんくる風の中、ほとんど車の走っていないアップダウンの連続する道を少し変なエンジン音のミニカで走る、っていう最高のシチュエーションで八丈ツアーがスタートしたわけです。

眠くなったので続きはまた今度。