一級建築士試験を終えて

netty2005-10-11


約半年、この為だけに過ごしてきたので、今は「はい終わりましたよ」って言われても、なんだかどうも落ち着かない。開放感に満ち溢れるのかなぁと思ってましたが、ぽっかりと穴が開いた感じです。でもまあ次に向けていろいろ動いていかないと。
試験の内容は、もう完全新傾向。実践向きというか、今までのパズルで収めるやり方とはまるっきり方向転換をしたような印象でした。既存の歴史的建造物のファサードを残しつつ、部分保存した既存部と一体に新規建物を計画。ただ、2ch等でも議論がありましたが、「防災学習のできるコミュニティー施設」というタイトルからでは想像もつかない内容であったことは間違いありません。そして、動線ゾーニングを死守すれば絶対合格という法則も今年からは消滅し、多岐にわたる幅広い本質的な知識を問う、そんな試験だったように思います。
今回のポイントは防災グループのグルーピングでも、ギリギリの建蔽率でも、ギリギリな床面積でいかにうまくレイアウトできるかでもなく、歴史的建造物と新規計画建物とをEXP-Jでしっかり切って、構造的に問題なく計画する、というものでした。その中でいくつかのトラップが張ってあり、それをうまく切り抜けたら合格。そんなふうに思います。

で、僕はというと、いろいろと飛び交う情報を真に受けると、微妙です。あー終わりたては結構自信あったんだけどなぁ。(笑)

やってしまったミス

  • EXP-Jの持ち出し部分を既存建物から伸ばしてしまった気がする
  • 調和の取れた立面計画とする、っていうのを完全に見逃して、ガラスたっぷりのファサードにしちゃったこと
  • パントリーの位置が良くないこと

うううこればっかりは結果が出ないとなんともいえません。すべてを切り替えて次は就職活動へ。あー受かってるといいなぁ。

・追加(051014) 写真を追加しました。そういえば試験開始前に一枚写真を撮ったんです、余裕があったんです。きっと。雰囲気伝われば。