アトリエワンオープンハウスへ

川沿いに建つ相変わらずちいさな住宅。周りの建売り住宅なんかと比べてもほんと2/3ぐらいの高さ。だけど内部はけしてそんなに狭苦しい感じはない。コートハウスのようにコの字型な平面をしているんだけど、各諸室へはその中央のオープンデッキからアクセスする。1階に風呂、個室、店舗。2階にダイニングキッチンと和室、寝室があるんだけど、まず玄関を入るとそのオープンデッキに出て（外部ね）二階へはオープンデッキの外部階段で。だからご飯食べてお風呂行く時は外に出て外部階段を下りてアルミサッシの鍵を開けてお風呂到着。安藤忠雄の住吉の長屋は外部のコート部分はコンクリートに囲まれた空しか見えない完全プライベート外部だったけど、今回はどかーんと隣の駐車場（隣地で別の方の持ち物です）に開いている外部空間だからどうなんだろう、どんな生活をおくるのかよくわからないといえばよくわからない。周辺敷地との関係性を大切にする人だからもしかしたら隣の駐車場に家が建つとしてそこで初めて完成する、とかなのだろうか。駐車場に家はまだ建つ気配はない。仕上げについてはかなり割り切っていてラワン合板多用。しかも突きつけ。巾木もなし。床もラワン。塗装なし。クロスもたぶん量産品。施工が知り合いの大工さんだったので話を聞くと本当に作るの大変だったみたい。そりゃそうだ。材料は安いけど手間かかってるなぁと思う。きれいな仕事だったし。「大変だ」っていいながらうれしそうだったけど。（笑）