世田谷のオープンハウス

netty2005-06-26


ULSEのメンバーの一人のHMSKさん担当のオープンハウスへ。駒沢の閑静な住宅街の中に建っているお寺の分院と住宅のコンプレックスという特殊な建物。プライバシーに配慮しつつ、光あふれる半地下のキッチンは非常に気持ちの良い場所でした。しかしお金かかってたなぁー、いつもギリギリのラインでコストダウンを余儀なくされていた僕にしてみると、うらやましい限り。

MUJIの家

http://www.muji.net/infill/
バワリーキッチンでお茶してから等々力にあるMUJIの家のモデルハウスへ。最近「デザインされた規格化された家」というのに興味があって、前から行きたかったのです。
難波さんの箱の家シリーズは結構好きだったし、MUJIカードを持ってるぐらいMUJIは好きな方なんだけど、正直印象はあまり良くなかった。基本ワンルームなコンセプトなので、しょうがないといえばしょうがないのだけれど、あまりにも均質な印象。建物のどこにいてもおんなじ。日はさんさんと降り注ぎ、さっぱりとしたインテリア。展示場の方に「内部の壁のペンキの色を変える事は出来るのか?」と聞くと、ダメとのこと。半分そうだろうな、と思いつつもちょっとびっくり。「MUJIの家じゃなくなってしまいます!」だって。完全工業製品の組み合わせで成立しているものならともかく、塗装やさんが塗るんでしょ、その色を変えられないのはおかしい。別にMUJIブランドを買うわけじゃないわ、なんて人はたくさんいると思うんだけど。
あとは値段。強烈に安いのかと思ったらそうでもない。坪60万から70万。どの辺をターゲットにしているのかいまいち曖昧。ハウスメーカー設計事務所の狭間の層を狙っているのでれば、もっと低価格にしないとダメだと思う。ローコストを謳う設計事務所は坪60万なんて切ってくるし、良品計画とパートナーを結んだ建設会社が販売から施工までを請け負うというスタイルらしいので、主体はパートナーである建設会社であるから、大手の安心感、みたいなものはなかなか得にくい気もする。実際のトータル販売数っていうのはどんなもんなんでしょうか。

ビッグフット

http://www.bigfoot.co.jp/
ついでに代官山にある「ビッグフット」へ。もともとはログハウスの輸入から始まった会社(社名はRCコアっていう名前)らしいんだけれど、最近のスローライフとかアウトドアブームに乗って、業績は上向きらしい。その中の「ワンダーデバイス」っていうラインがちょっと面白そうだな、と思っていたのでまたまた見学。これはコンセプトも明快だし、それをちゃんと形にしているし、ショールームでの見せ方、ビーパルとかの雑誌への広告戦略、いろんな面でいいと思います。こういうの好きな人は多分たくさんいると思う。値段もそこそこ。ショールームでのしつこい勧誘というか説明とかもないし、非常に好感が持てます。

3ヶ所も付き合ってくれてみなさんありがとうございました、僕もがんばります。